【市場分析】エネルギーが引き続きイールドカーブ全体の利回りを押し上げる
アップデートは、イラン関連の緊張を背景に利回りが上昇し、原油が値上がりする一方、米国、欧州、英国の国債が総じて下落し、OAT-Bundスプレッドが142 bpsの高値をつけたと報じた。
速報の内容
水曜日に米国債(UST)で最終的にやや底堅い動きが見られた後、これまでのところ債券市場は下落基調となっている。現在、米国債は約10ティック下落し、104-04+から104-15+のレンジの下限付近にある。FRBのウォラー氏の発言は、わずかながらタカ派的な反応を引き起こした。将来の引き締めに関する同氏のコメントは、9月会合前に聞かれたものよりややタカ派的だった。しかし、同氏は9月に利上げに賛成票を投じているため、本日の発言は特に意外ではない。 そのほか、地政学情勢に注目が集まっている。米国がイランで新たな行動を取る可能性に備えているとの報道を受け、夜間に緊張が高まった後、原油価格は1バレル当たり3米ドルを超える上昇となっている。 こうした動きにより、カーブ全体で利回りが上昇している。米国では再びベア・スティープ化している一方、欧州ではカーブの中期ゾーンが最も大きな上昇圧力を受けている。 欧州国債(EGB)は方向性としては同様の動きだが、値幅はやや抑えられており、独国債(Bund)はわずか10ティックほど下落し、120.61を下値としている。ただし、フランスのエネルギー情勢が継続的な財政懸念・圧力と結び付いているため、仏国債(OAT)は再び出遅れている。これまでのところ、OATと独国債の10年債利回りスプレッドは、取引時間中の高水準となる142ベーシスポイントまで拡大した。 エネルギー価格の動きと、エネルギー価格に対する英国経済の敏感さを背景に、英国債(Gilts)は下落圧力を受けている。特に、バーナム/ヒーリー政権による初の予算発表が近づく中で、そうした傾向が強まっている。83.26を下値として、まず水曜日の83.20、次いで先週の契約安値83.17が意識される。
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