【市場分析】地政学的リスクを背景に原油が反発し、サムスン電子が高い期待に届かず、アジア太平洋株は大半が下落
ウォール街からの流れの弱さや地政学的懸念を背景に、アジア太平洋株はおおむね下落した。サムスン電子の暫定利益は急増したものの市場予想を下回り、地域の株価指数や先物はまちまちだった。
速報の内容
アジア太平洋株:大半が下落 ウォール街からの軟調な流れを受け、アジア太平洋株は大半が軟調となっている。ウォール街では、債券市場の変動を背景に株式市場が最近の最高値から後退した。また、トランプ大統領が攻撃の時期を検討し、中間選挙前に攻撃を再開する可能性もある中、米軍にイランへの攻撃に備えるよう命令が出たとの報道を受け、地政学的リスクを背景に原油が反発しており、昨夜の市場心理も支えられていない。ただし、決定はまだ下されていない。 ASX 200:-0.6% 鉱山、素材、資源関連の軟調さが、エネルギー株の上昇とディフェンシブ銘柄の底堅さを上回り、指数を押し下げている。また、インフレ期待も上昇した。 日経平均:-0.7% 最近のテクノロジー株主導の上昇が続けて失速する中、7万の水準を再び下回った。一方、東京証券取引所が指数の構成銘柄数を約40%削減し、986銘柄にする計画を発表したことを受け、TOPIXは相対的に軟調となっている。 KOSPI:-1.0% 指数は相対的に軟調。サムスン電子の暫定的な第3四半期決算発表を受け、同社株の方向感が定まらないことも重しとなった。営業利益は前年同期比783%増となったものの、高い市場予想には届かなかった。 ハンセン指数・上海総合指数:ハンセン指数 -0.7%/上海総合指数 -0.2% 1週間の休場を経て中国本土市場で取引が再開されたものの、中国市場は低調。テクノロジー株に売り圧力が見られたほか、EUが中国製ハイブリッド車に一時的な輸入上限を設ける準備を進めていると伝えられ、貿易摩擦も市場心理の重しとなった。 米株価指数先物:方向感に乏しい ウォール街の軟調な値動きを受け、昨夜は小幅な値動きにとどまった。 欧州株価指数先物:横ばい 水曜日の現物市場が1.5%安で引けた後、ユーロ・ストックス50先物は変わらずで、現物市場の横ばいでの寄り付きを示唆している。
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