【市場分析】欧州株は広範に下落、ボルボ・カーズは厳しい業績を受け過去最低値で取引
企業決算と予想を下回るフランスのPMIを受け、欧州株は下落した。Volvo Carsは報道によると過去最安値をつけ、SK Hynixが市場前取引で上昇するなか、米株価指数先物はまちまちだった。
速報の内容
欧州の大半の市場は軟調なスタートとなった。米国のテクノロジー株主導の圧力(SOXは6.7%下落)が地域に波及し、ユーロ・ストックス50は0.4%安、ストックス600も0.4%安となった。その後、低調なフランスのPMIデータと複数の関連企業の低調な決算を受け、欧州株式市場への圧力はさらに強まった。 決算を受け、ケリングは12%下落。全体の売上高はわずかに予想を下回ったが、より重要な点として、同社は来店客数が引き続き制約要因であり、特に中国でその傾向が顕著だと指摘した。上半期から下半期にかけて利益率が改善するとは見込んでおらず、第4四半期のこれまでの業績は第3四半期並みとなっている。フランスでは、ロレアルは4.8%上昇。第3四半期の売上高が予想を上回り、中国市場の減速もわずかにとどまった。また、ボルボ・カーズも売り込まれ、株価は過去最低水準となる28%安。厳しい業績が重しとなり、中国の売上高は前年同期比で約50%減少した。 欧州のセクターは全般に大幅な下落基調にある。原油価格の基調的な強さを受け、予想通りエネルギーが首位となり、建設・素材、不動産が上位3セクターに入った。下落側では、SpaceXの発表が重しとなった通信が明確な最下位となり、資本財・サービスが僅差で続いた。 米国株価指数先物(ESは0.1%安、NQは0.2%高、RTYは0.3%安)はまちまち。テクノロジー株の比重が高いNQが小幅に上回る一方、RTYは出遅れている。前営業日の大幅安からテクノロジー株が小幅に反発していることが相対的な上昇につながっており、同社がSolidigmのIPOを延期したことを受け、SKハイニックス(寄り付き前に5.7%高)に注目が集まっている。
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